睡眠薬 運転

睡眠薬を飲んだ翌日の朝に運転をしても大丈夫!?

翌日の朝に運転しなければならないのですが、前日に睡眠薬を飲んでも大丈夫でしょうか?

睡眠薬を服用した翌日の朝に車やバイクを運転する必要がある人もたくさんいるかもしれませんが、可能な限り控えるようにした方が良いでしょう。

 

実際に、ほとんど全ての睡眠薬の添付文書には「眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転などの危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること」との注意事項が記載されています。

 

車の運転だけでなく、危険な作業や工事現場などの高い場所で作業を行う行為も同様に注意する必要があるということですね。

 

さて、睡眠薬と車の運転に関連する研究は世界で行われており、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と事故増加を研究した報告によれば、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で事故率が倍増するという報告があります。

 

特に、作用時間が長い薬、高用量、服用時間が遅い、等の条件下で事故率が高くなります。

 

さらに、アルコールとの併用では事故リスクが大きく上がることも報告されています。

 

また、最近よく使用されている非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬でもベンゾジアゼピン系よりは運転への影響は少ないと言われていますが、それでも影響が全くないわけではないのでやはり控えるのが良いでしょう。

 

ただし、睡眠薬の影響ではなく不眠症自体によって翌日に眠気が発生することもあるため、不眠症の治療は行うべきであり、睡眠薬を飲んだ翌日の朝にどうしても運転をする必要がある場合は医師に相談してどのようにすれば良いかを相談しましょう。

 

■運転時の休憩中に睡眠薬を飲んで仮眠をとっても大丈夫でしょうか?

 

高速道路等の運転中にサービスエリアや休憩所で仮眠をとるために睡眠薬を飲むのは非常に危険なため絶対にやめておきましょう。

 

たとえ作用時間が短い睡眠薬であっても、短時間の睡眠ではふらつき等の副作用が出現したり、運転中に強い眠気が襲ってきて重大な事故につながるおそれもあります。

 

また、寝つきを良くするために仮眠前に睡眠薬代わりにお酒を飲む人もいるようですが、それも絶対にやめておきましょう。

 

アルコールの体内代謝は体重60kgの成人男性で1時間に純アルコール4kg程度と言われており、缶ビール500ml1本のアルコールを全て代謝するためには約5時間必要という計算になります。

 

当然アルコールが少しでも体内に残っていれば事故の発生率が高くなるため非常に危険な行為なのです。

 

また、アルコールは寝つきを良くすることはあっても、睡眠の質を低下させてしまうので中途覚醒が多くなったり熟睡できなくなってしまいます。

 

それだけではなく、寝酒に慣れてしまうとアルコールがなくては眠れなくなってしまいます。

 

もちろん、即効性を期待するために睡眠薬とアルコールを併用するのは非常に危険な行為なので絶対にやめましょう!

 

運転中に仮眠をとりたいときは、無理に眠るのではなく眠くなってきたと感じたときに休憩所に寄って安全な場所で自力で眠るようにするのが最適な方法です。

 

>>睡眠薬に頼らないぐっすり眠る方法とは!?おすすめの睡眠サプリ特集<<

 

 

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