日本人 平均睡眠時間

日本人の平均睡眠時間はどれくらい!?

 

睡眠は脳と身体を癒しリフレッシュさせてくれるだけでなく、免疫力を高めて病気への抵抗力も付けることが出来るという生きていく上では欠かせない行為です。

 

質の良い睡眠をとることで、心身健康で心も体も元気に楽しく人生を送ることが出来るのです。

 

しかし、最近はそんな重要な睡眠をきちんととることが出来ない人が増加してきており、今や日本人の3人に1人が何らかの睡眠トラブルを抱えており、5人に1人が不眠症状を抱えていると言われています。

 

また、"隠れ不眠"と呼ばれている、不眠症を自覚していない人を含めるとその割合はもっと増加するでしょう。

 

睡眠時間は人それぞれで長ければ良いというものではありませんが、日本人が平均的にどれくらいの睡眠時間をとっているのは気になりますよね。

 

そこで、こちらのページでは日本人の平均睡眠時間についてご紹介していきたいと思います。

 

日本人の平均睡眠時間

さて、日本人の平均睡眠時間ですが、それを調べるには厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」、NHKが定期的に実施している「国民生活時間調査」、総務省が5年ごとに実施している「社会生活基本調査」等からデータを得ることが出来ます。

 

その中でも、総務省が行っている「社会生活基本調査」は調査を対象としている人数が多いので最も信憑性が高いデータを得ることが出来るので、そのデータを使って紹介していきたいと思います。

 

 

ちなみに社会生活基本調査は1976年から5年ごとに定期的に実施されており、開始された時から比べてずっと睡眠時間が一貫して減少しています。

 

 

まず下の表ですが、「社会生活基本調査」のデータを元にした2006年と2011年を比較した「年齢別睡眠時間」の一覧表です。

年齢 2006年 2011年
10〜14歳 8時間36分 8時間35分
15〜19歳 7時間39分 7時間42分
20〜24歳 7時間51分 7時間56分
25〜29歳 7時間39分 7時間43分
30〜34歳 7時間33分 7時間37分
35〜39歳 7時間21分 7時間23分
40〜44歳 7時間9分 7時間12分
45〜49歳 7時間5分 7時間3分
50〜54歳 7時間9分 7時間6分
55〜59歳 7時間21分 7時間14分
60〜64歳 7時間37分 7時間31分
65〜69歳 7時間53分 7時間48分
70〜74歳 8時間8分 8時間1分
75〜79歳 8時間32分 8時間22分
80〜84歳 8時間59分 8時間48分
85歳以上 9時間47分 9時間40分
総数 7時間42分 7時間42分

 

このデータを見ると平均睡眠時間は7時間42分で、2006年と2011年で総睡眠平均時間は前回と同じ結果になっています。

 

しかし前回と異なるのは、40代後半以上で全ての年齢において前回の調査より睡眠時間が減少していることが分かります。

 

また、逆に10代から40代前半までは睡眠時間が増加しています。

 

そして、最も睡眠時間が短いのは45歳〜49歳の7時間3分です。

 

もしかすると、2016年度の平均睡眠時間は7時間を切る可能性もありますね。

 

これはデータを集計し初めてから最も少ない睡眠時間で、最低睡眠時間を更新したことになります。

 

ちなみに、このデータは1週間の平均睡眠時間を表したものなので、睡眠時間が多いと思われる休日を除いた平日のみの睡眠時間はもっと少ないと思われます。

 

全体的に見ると、10代から45歳から49歳にかけて睡眠時間が減少していき、50歳を超えてから睡眠時間が増加していっていることが分かります。

 

男女別平均睡眠時間

さらに男女別で見てみると、興味深いデータが分かります。

 

下の表は2011年度の男女別のデータです。

年齢 男性 女性
10〜14歳 8時間40分 8時間30分
15〜19歳 7時間46分 7時間37分
20〜24歳 7時間56分 7時間55分
25〜29歳 7時間43分 7時間34分
30〜34歳 7時間39分 7時間34分
35〜39歳 7時間24分 7時間22分
40〜44歳 7時間22分 7時間3分
45〜49歳 7時間18分 6時間48分
50〜54歳 7時間21分 6時間51分
55〜59歳 7時間27分 7時間1分
60〜64歳 7時間44分 7時間18分
65〜69歳 8時間3分 7時間33分
70〜74歳 8時間13分 7時間50分
75〜79歳 8時間35分 8時間13分
80〜84歳 9時間2分 8時間39分
85歳以上 9時間40分 9時間39分
総数 7時間49分 7時間36分

 

ほぼすべての年代で男性よりも女性の睡眠時間が短いのです。

 

これは女性の方が睡眠不足になりやすいというわけではなく、女性は子育てや家族のために時間を使うことが多くなるため睡眠時間が短くなるのだと考えられています。

 

よくお母さんが早起きして子供やお父さんの弁当を作ったりするのも、睡眠時間を犠牲にしているのです。

 

また、女性は化粧等、身だしなみにも時間がかかるので男性より早く起きる人が多いというのも影響しているのかもしれません。

 

そして、やはり男女共通して40代後半が最も睡眠時間が短いのです。

 

 

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土日の睡眠時間はどれくらい!?

 

今ご紹介したデータは週平均のものであり、平日と土日の両方を合わせた平均睡眠時間になります。

 

しかし、一般的にはほとんどの人は土日が休みであり、平日と土日だと土日の方が睡眠時間が多いという人が多数いるのではないでしょうか?

 

そこで、平日と土日の睡眠時間を比較してみました。

 

こちらが平成23年度の平日と土日の平均睡眠時間のデータです。

  総数 男性 女性
平日 7時間31分 7時間37分 7時間26分
土曜日 8時間2分 8時間10分 7時間54分
日曜日 8時間16分 8時間26分 8時間6分

 

平日の睡眠時間が7時間31分、土曜日が8時間2分、日曜日が8時間16分となっています。

 

この表から分かるとおり、平日と土日を比較すると明らかに土日の方が睡眠時間が長いでことが分かります。

 

やはり、休みの日は遅くまで寝ていたいという人が増加するみたいですね。

 

ちなみに、こちらのデータは全年齢のデータになるので、平日も土日もあまり関係のない高齢者の睡眠時間も含まれています。

 

つまり、学生や働き盛りの人だけで見ると平日の睡眠時間はもっと少なくなり、土日の睡眠時間はもっと長くなると思われます。

 

日本と外国の平均睡眠時間の違い

 

さて、日本人の平均睡眠時間が減少していきていることは分かりましたが、次に気になるのは日本と外国の睡眠時間の違いですよね。

 

そこで、OECD(経済協力開発機構)という組織が調査した各国の睡眠時間のデータを比較してみました。

 

 

このグラフは各国の1日の平均睡眠時間(分)を表したものです。

 

このグラフを見ると最も平均時間が少ないのは韓国ですが、次いで日本が短くなっています。

 

とはいっても、その差はわずか2分程度であり、ほぼ同じくらい睡眠時間が短いと言えます。

 

また、男女比で比較すると韓国は帆の男女が同じ睡眠時間なのに対して、日本は男性と女性で睡眠時間に大きい差があります。

 

そして、最も長いのが南アフリカの女性で睡眠時間は557分(9時間17分)と、日本人と比べると約2時間も多く睡眠をとっていることが分かります。

 

さらに、おもしろいことに日本では女性の睡眠時間が短いのに対して、日本以外のほとんどの国では男性の方が睡眠時間が短いという傾向があります。

 

日本人の女性が他の国の女性と比較して家事や子育てに時間を費やしていることが分かりますね。

 

逆に言うと、男性が家事や子育てに参加していないということでもあります。

 

女性がもっとたくさんの睡眠時間を確保するためにも、男性の家事や育児への協力が必要になるのかもしれません。

 

 

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